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八経ヶ岳(1915m) Mt.Hakkyogadake

熊渡からオオヤマレンゲを求めて

06/07/11 tue  コースタイム&地図 


八経ケ岳と弥山の鞍部付近よりオオヤマレンゲ


梅雨時で天候が心配されたが、オオヤマレンゲを拝みに行く機会はこの時期しかないと思い立ち決行。前回の行者還トンネル経由とは別に熊渡からのルートをとることにした。

平日のためか、林道終点までの道のりで同じ目的の車は発見されず。私が車を止めた後すぐに和歌山からきたという登山客の車がやってきたくらい。ちなみに、熊渡から林道までの徒歩なら30分以上かかるこの道路は、砂利道で舗装もされていない。オフロードでもなんでもない普通乗用車でやってきた私にとってはタイヤがパンクしないか冷や冷やものであった。

今回から、GARMIN製GPSを導入。一般道路上でのナビとしては使い勝手が悪いが、山道などでの現在位置、高度、方角確認には最適。コンパスや地図はもちろんザックに積んでいるものの、単独登山の私にとっては心強い導き手だ。

カナビキの尾根から出合いまでは経路中で一番の勾配。九十九折になった林道をひたすら登る。ここをクリアしさえすれば、目的地までは緩やかな道が続くはず...と何度も自分に言い聞かせ、登る。休憩を何度も繰り返していたら、後からきた和歌山のベテランらしい登山客に追い抜かれてしまった。
カキナビ尾根で一服。写真奥が頂仙岳方面。ここで標高1400前後。休憩していたら、シャツに冷たい風が纏わりついてきた。

頂仙岳付近から明星ヶ岳辺りまで、ガスと小雨に見舞われる。春先にみたバイケイソウが化け物みたいに成長している。ガスと相俟って毒々しい雰囲気を醸し出している。実際に毒性をもつ植物とのこと。注意したい。
明星ヶ岳の分岐ポイント直前から真新しいフェンスが次々と張り巡らされているのが目に入ってきた。オオヤマレンゲの自生地が近づいてきた証拠だ。年々その数が減少しているという話だが、ここまで人の手を加えなければ野性の鹿達がそれを食い荒らしてしまうという厳しい現実に対応することが出来ないのだろう。

そして、まずはフェンス越しに天女花オオヤマレンゲにご対面。思わず、歓声をあげてしまう。ここまで登ってきた甲斐があるというもの。八経が今日の最高峰だけれども、明星ヶ岳の分岐付近でお昼ご飯。五月には気にならなかったが、蠅たちがブンブンと纏わりついてくる。汗の量も半端じゃない。首から巻いているタオルを雑巾絞りすると汗が出るわ出るわ。

ここでベテラン登山客さんが追いついてくる。不思議に思い話しかけると、どうやら弥山川で遊んでいたらしい。「今日は八経まで行って折り返します」とのことだったので、昼休憩後、私も彼の後を追った。

近畿最高峰とはいえ、この日の八経はガスで何も見えず。まるで去年の釈迦ヶ岳みたいだ。まあ、五月に存分の景色を同じ場所で楽しんだのだから構わないんだけど...。「自宅からは弥山付近だけガスってるのが見えるんですよ。悔しかったなあ」とベテランさん。事実、下山するにつれて、視界がはっきりとしたきた。

八経ヶ岳で彼と別れた後、弥山までの鞍部付近で、オオヤマレンゲを直にみる。このあたりが、群生地としては一番の規模だろう。行者還トンネルかららしい登山客もここで複数組出逢った。もちろん、激写しました。枯れたオオヤマレンゲは哀愁たっぷりです。

鞍部からはいよいよGPS本領発揮。源流の水を楽しみながら、だんだん水量の多くなる河川へ。水がすごく美味しかった。ゴアテクスの靴だから多少の水は怖くないのだが、やはり石場を丁寧に選んで下らないと、滑る、石を踏み外すなどの危険が付きまとう。

時には左右の山へ取り付きながら、源流へ再び挑戦するといったことを繰り返しながら約1時間...だんだん疲れてきた。弥山から狼平へ抜ける尾根方面に向かって、取り付くことにする。道なき道を登れるのはGPSのおかげです。大黒岩を越した付近で尾根に出くわす。明星ヶ岳方面の写真。

狼平付近へ木組みの階段が永遠と続く。下りには大変便利かもしれない。ペースも上がって快調。

さきほどの源流を続けていれば、到着していたであろう狼平で休憩をし、あとは高崎横手からの分岐から戻るだけ。狼平の小屋付近の印象的な風景。イワナが弥山川からとれるが禁漁とのことです。

最後の出合い付近まで戻り、休息をとっていると、後ろから同じく下ってきた登山客Yさんに会う。どうやら私が登り始めた一時間半後に車を隣につけたそうで、大阪からやってきたという。

林道まで楽しく会話しながら下山し、別れ際に名刺交換。会社役員をされているそうで、話題も豊富な方でした。これまで登山の途中で出逢った方と親密になったことがなかったので、今後の登山が楽しみになりました。

洞川温泉へ。到着まで意外とクネクネした道が多かったのでYさんと同じ下市温泉に寄っていれば良かったなあと後悔しつつ、村営の駐車場付の温泉に浸かる。歩いた距離の割りに大した昼御飯を食べなかったので、どっと疲れがでた。温泉に浸かった後、しばらく仮眠をとり、帰宅。

帰りは、何を思ったのか、天川村を南下し下市町へ抜けるルートを取らずに、北上して洞川下市線をひたすら走る。村の終点を過ぎると「道が細いため、国道309号線を利用してください」との看板。従っていればよかった...対向車がが来たら一発でアウトな道がひたすら続く。

恐るべし、洞川下市線。恐らく、昔は交通路として栄えていたのだろうが、今となっては物好きな人間(偶然この道を選んだ私を含んで)しか走らないのだと思う。極めつけは「小南峠トンネル」。写真撮影しなかったのが残念だが、天然の洞窟らしき様相をかなり残したトンネル。もちろん、補助ライトもなにもない。お化けが出てきそうな嫌〜な雰囲気。

わざわざ洞川下市線を最後まで完走し、309号線に乗って帰るという遠回りの経路で自宅に着くと20:00を回っていました。



コースタイム&地図

自宅〜(車)〜熊渡〜(車)〜洞川温泉〜自宅

05:00 自宅出発
07:10 熊渡 林道終点付近
08:50 カナビキの尾根[休0:15]
09:50 頂仙岳を巻く
10:00 高崎横手分岐
11:00 細尾山付近
11:20 明星ヶ岳直下の分岐
     [昼休憩]
12:00 八経ヶ岳
12:15 鞍部
13:30 弥山川源流
13:50 狼平[休0:15]
14:15 高崎横手分岐
15:00 カナビキの尾根
16:15 林道終点付近
18:00 洞川温泉
20:00 自宅


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